そういえばこのところ、ライブが終わったら心地良い放心状態で ブログをあまり書いてなかったので、
先日のグラバー邸ライブのレポや最近の思うことを少し書いてみます。
メンバーは 長谷川和彦さん、竹下清志さん、須崎健二さん。
言わずと知れた竹下さんの音の世界は 数珠のように素晴らしく緊張感も半端ではないけれど、
私にとって自然な語り口が出来るというか音圧やスペースの作り方、
ダイナミクスが自然とつく音楽ができるとでも言うのだろうか・・そこにはムリがない。
目一杯の力じゃなく歌える。音楽は戦いじゃないから、根底のそこがとてもしっくりいくとグーなのだ。
余裕のない頑張りすぎの必死な表現はしんどい、伝わらない、力が抜けたときに人に伝わる、85%の力、
←これは先日のギタリスト笹島さんのワークショップで仰っておられたことです。うまくニュアンス伝わってたらいいけど・・
ボーカルの声とバックの音のバランスは とても大事。そのブレンド感が合わなくて違和感を感じることも、そこそこ多い。
ライブハウスの箱に対しての これぐらいの鳴りが気持ちいいって心地良い響きって絶対あるので、メンバーと
それが一致するとそれだけで嬉しい。
なんの世界でもそうだと思うけど、力を抜いて自然体で音楽をやればいいのだ。と音で教えてもらってるような気がします。
とはいっても 力は入るんだけどね。
力を抜くことは とても難しいんだけど、あのピアノのタッチを聞いてるとイントロダクションの世界の
扉がそっと開き、ひとすじの光が交錯するような気分になる。
最初の一音にぞくっとするようなきらめきを感じそのまま同じ呼吸で音楽を奏でるって事。
大事なのは呼吸の線が見えるってこと。そこをとても大切にしたいとずっと思っています。
凄いと言われる人のライブに行ったときの感動はまず第一音の音価。そこに集約されてるといっても過言ではないような気がしています。
手数の多い音の洪水はいらん(笑)
歌をやり始めたときを昔から 知ってくれてる須崎さんにおいては 涙が出るぐらい素晴らしかった☆
一音のサウンドが暖かいよ~💕 歌心とキャッチしてブレンドする包容力が半端ないです。
長谷川さんとは、よく音楽の話をしていて、ライブに来て下さり、2年ほどになるのかな~飽きずにずっと私の歌を聞いてくれてます。
感謝しかありません。このように一緒にライブすることも少しづつ増えてきました。
ジャズの探究心に熱い長谷川さんのサウンドも 今日のメンバーと共演することでより一段とクールでした。
また ぜひこのメンバーでやってみたいと思います。
たくさんのお客様にもお越し頂き、ずいぶん前から音声クリニックに通い定期的に私の喉を診て頂いてる文殊先生も気にかけて
次のライブはいつなの?といつも聞いてくれます。そしてライブに来てくださり ステージの合間に今日はムリがなく声がのびてるねとか
駄目なときは次回の診療のときにヒントを下さったり、心強い限りです。不器用ですけどまだまだ頑張ります。
いつも応援してくださる皆様 本当にありがとうございました。